2018 FASHION SHOW

「だってここは、わたしたち二人の部屋だから。」

わたしが服と密接ながらも軽薄な関係をもち、それが反復されていることは、ひとつの孤独な体験である。服とは単なるイメージではない。しかし、イメージともいえる。

あの頃着ていた服を幾度ここに再現しようと試みても、そのたびに消え、逃れていく掴みようのなイメージは、 二度と現れることがない(写真や映像から想起することは可能だとしても)。

しかし、仮にそのような事象、つまり過去の服が再来することを期待した時、それは、どのような振る舞いをするのか。

私と服の新たな関係の可能性そのものが生産される非公共的な場(部屋)のために、この問いは立てられる。

LOOKBOOK

RUNWAY

Photo｜トキ　

Music｜Takao　

Movie｜TOKYO FASHION FILM